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一般社団法人日本ヒューマン
スキル教育推進協会 
Japanese Association for the Advancement of Human Skills Education (JAAHSE)

傾聴力を高める方法 聞き上手になる心理学 listening skills

傾聴力を高める方法 聞き上手になるための心理学・カウンセリングを活用したワンポイント

傾聴力を高める方法

聞き上手になるためのワンポイントアドバイス集


「聞き上手になりたい」  「傾聴力を高めたい」

「コミュニケーション力を高めたい」

そんな時に知っておくと役立つ心理学やカウンセリングを活用したワンポイントアドバイスを掲載しております。


目次

1.傾聴力を高めるポイントー1 話す側になってみる

2.傾聴力を高めるワンポイント-2 観察する

3.傾聴時のアドバイスについて

4.傾聴ではアドバイスを行わない?!

5.傾聴力を高めるワンポイント-5 価値観の押し付けしていませんか?!

6.傾聴力を高めるワンポイント-6 心のゆとりお持ちですか?

7.生きた知識・資格を身につける方法

8.聞き上手になる方法  バックトラッキング(おうむ返し)の基本

9.傾聴時の沈黙や口数が少ない人にどのように対応(傾聴)するか

10.無口な人・口数が少ない人にどのように対応(傾聴)したら良い?!

11.傾聴力を高める方法 セルフモニタリングのすすめ

12.相手を変えようとしない わかろうとする

13.更新していきます ※最新情報はメルマガにご登録ください。



傾聴力を高めるポイントー1 話す側になってみる


聞き上手になりたい、傾聴力を高めたい、相談力を高めたい

そのためには、日頃から人の話を聞く練習をすることがまず大切ですね。

しかし、実は傾聴力を高めるためには聞き役だけではなく、話す側になること、クライアントになる経験も大切だったりします。

聞き上手な方はついつい自分が聞く側にまわりがちですが、時には自分が話す側、クライアントになって、
ささいなことであっても自分の悩みや愚痴を話してみてください。

そうした時に、あなたの話を聞いてくれる人が、どんな反応や返しをしてくれると話しやすいか、気持ちが楽になるか。

その逆にどんな反応や返しの仕方だと話づらいか、スッキリしないか、

体験として学ぶこと、感じてみることがとても大切です。


何事も相手の立場に立って考えることが大切ですが、そのためには頭で考えるだけでなく、実家に相手の立場に立ってみることが必要です。

傾聴セラピスト養成講座では、こういった理由から、ご参加者同士、聞く側、話す側、必ず双方を体験していただいております。

セミナーのご参加者もそうですが、普段の生活でも聞き役となる人はキャリアや年齢、お仕事など、様々な方がいらっしゃいますから、傾聴スキルには当然差があると思います。

ただその時に、上手い人からも、そうでない人からも、体験として感じながら、学ぶという姿勢が大切です。


上手だなと思うところは、積極的に真似て、ちょっと・・・だなと思うところは、自分自身気をつける。


風邪を引いて病院を受診した時、仕事で悩んで上司に相談した時など、日常のコミュニケーションもこんな意識を持って行ってみると良いと思います。



傾聴力を高めるワンポイント-2 『観察する』


日本語では「見習い」という言葉がありますが、傾聴も含め何かの技術を習得する場合は「見て習う」

これが基本です。


例えばテニスを習っている人であれば、プロの試合のラリー、ボールのやりとりを見て・・・相手のこういうところにボールを返すと取りづらいとか、簡単に返されてしまうとか、観察して学ぶかと思います。

傾聴や対話のスキルをアップしたいという時も同様に、芸能人の対談番組などで交わされる会話のラリーを観察し、今のボールの返し方は上手だなとか、今の返し方だと相手が話辛くなってしまうなとか、自分だったらこうするなというところを考えながら観察していきます。

そういった中で、良いところは積極的に取り入れ真似ていくことが大切です。

ただその時に、傾聴の場合はテニスと違って相手を打ち負かすことではなく、相手にとって取りやすいように、
返しやすいよう、話しやすいように会話のボールを返していくポイントを真似ることが大切です。


テレビの対談に限らず、日常の中でもチャンスがあれば人の会話のやり取りを観察してみましょう。

本で学ぶ以上の学びと気づきがあるかと思います。


傾聴力を高めるワンポイントアドバイスー3  傾聴におけるアドバイスについて


まずはちょっと想像してみてください。

街を歩いていたら見知らぬ人がツカツカと寄って来て

「あなた健康のために歩き方直した方がいいわよ」

と言われたら、、、

皆さんはどのように感じますか?


恐らく大半の人は「何この人?」と反感を持ってしまい、
直そうという気にはならないのではないでしょうか。


私たちは自分のことをよく理解していない人から、あれこれ指図されたり、アドバイスをされると、、、
仮にそれが正論であったとしてもなかなか素直に受け入れることが難しいのです。


このことは傾聴においても同様です。


自分の話を数分聞いてくれただけの人から

「ああしましょう」「こうしましょう」とアドバイスをされても、

「私のこと何もわかってないでしょう?!」と思われてしまう可能性が高いのです。


傾聴において大切なことはとにもかくにも相手を理解すること。

何かアドバイスしたくなっても、まずは相手のことを充分に理解出来ているか考えてみると良いと思います。



傾聴力を高めるワンポイントアドバイスー4  傾聴ではアドバイスを行わない?!


傾聴セラピスト養成講座の中で、傾聴では「原則としてアドバイスは行わない」

というお話をさせていただいておりますが、、

今回はその理由を改めて簡単にご説明させていただきたいと思います。


例えばうつ病の人に「頑張って」と言うのは良くない という話を耳にしたことはないでしょうか。

一般にうつ病にかかりやすい人は真面目で努力家の人が多く、仕事でも家庭でも、手抜き一つせず頑張る人が多いと言われています。


ご自分のこととして置き換えていただくと、理解しやすいと思うのですが、

皆さんが何かを成し遂げようと、一生懸命頑張って頑張って、うまくいかなくて、
それでも頑張って頑張ってきたけれどうまくいかない、、心のエネルギーがもうない、、もう疲れた、、

という時に、他の人から「頑張って」と言われたらどうでしょう?。


「もっとああしたらいいんじゃない?」「もっとこうしたらいいんじゃない?」

とアドバイスされたらどうでしょう?


こんなに頑張ってもう疲れきっているのに、私はまだ頑張らないといけないんだ・・となったら、、、

苦しいですよね。


ケースにもよるので一概には言えませんが、悩みをお話にくる人の多くはアドバイスが欲しいのではなく、
ご自分が抱えている悩みや苦しみを理解して欲しい、わかって欲しい、そう思ってお話にこられます。


アドバイスをしようとするより、相手の悩みや苦しみ、お気持ちを理解して、
寄り添っていただくことをまずは優先するように心がけてみてください。



傾聴力を高めるワンポイント-5 価値観の押し付けしていませんか?!


皆さんはもしも、ご自分のお子さんが突然「マンガ家になりたい」

そんな風に言い出したら、どうしますか?


お子さんの気持ちを理解して応援出来ますか?

それとも、子どもの将来を考えて、大学に行って公務員になるなど、
安定した職業に就くことをすすめますか?


親として子どもの将来を思えば、
ついついあれこれ口出ししたくなってしまいますよね。


でも、大学に行って公務員になること、安定した職業に就くこと、
これって本当にお子さんにとって幸せなことですか?

大人や世間が考える一般的な幸せの価値観の押し付けではありませんでしょうか?


お子さんに限らず、その人にとっての幸せはその人自身がその答えを持っています。


傾聴とは相手に寄り添っていくこと。相手の中にある潜在的な力を引き出していくこと。


自分の価値観を押し付けることや、相手を自分の思い通りに動かすことではありません。


人は自分の方が経験があると思うと、つい自分の方が正しいと思い込み、
あれこれアドバイスしてしまいがちですが、相手に寄り添い、相手の中から答えを引き出すよう心がけたいですね。

誰の中にも理想を実現するためのリソース・可能性があります。



傾聴力を高めるワンポイント-6 心のゆとりお持ちですか?


明日は仕事で早起きをしないといけないので「今日は早く寝よう」、、

そう思って横になったら、友達から電話がかかってきて、

「話を聞いて欲しい」と言われたらどうしますか?


もしくは、自分の仕事が手一杯忙しくて、やらなきゃいけないことや、
考えないといけないことが山ほどある時に、

家族に「話を聞いて欲しい」と言われたら・・・

どうしますか?


ひとまず聞くという人も少なくないと思いますが、心のどこかで、明日の朝のことや、自分の仕事のことが
気になってしまうのではないでしょうか?


人の話を親身になって聴くためには、物理的な意味でも精神的な意味でも心のゆとりが必要です。


特に気持ちに余裕がない時は、どんなに傾聴スキルの高い方でも
本当の意味で寄り添って相手の話を聴くことは出来なくなってしまいます。

こういった意味でも、セラピストにはスキルの向上だけでなく、
自分自身の心のケア・セルフケアを定期的に行うことがとても大切になります。


セラピストやカウンセラーの方はついつい「相手のため」と思って自分を犠牲にしてしまいがちですが、

相手のためにも自分自身のケアもしっかり行うことを忘れないでくださいね。



生きた知識・資格を身につける方法


皆さんは本を一冊読み終わった後、どのくらい書かれていた内容を覚えていますか?

またセミナーなど受講した後、その内容をどのくらい覚えていますか?

どんな本を読んだか、どんなセミナーを受けたかにもよると思いますので一概には言えませんが、、

ある研究によると、一般に一度学んだだけのことは・・・

復習を行わない場合は学習後一時間で約50%、一週間で70%近く忘れてしまうとも言われています。



学んだことを、しっかりと自分の知識にしていくためには、復習を行うことがとても大切ですね。


逆を言えば、復習を行わなければ、本を読んでも、セミナーを受講しても大半のことは忘れてしまうということなのです。


そしてもう一つ、

皆さんは頭ではわかっている・知ってはいるのだけど、なかなか実行出来ない、行動に移せない、
そんなことはありませんか?

スポーツをやる方などはご経験があるかと思いますが、
頭ではこう動けばいいとわかっていても、実際なかなかそのように動けないということあると思います。


「知っている」

ということと、それが

「出来る」

ということはまた別の次元のことなのです。


本やセミナー、せっかく学んだことを「生きた知識」にするために、何度も復習をする、学んだことは何度も実践する、やってみる、こんなこと心がけてみてください。


特に傾聴セラピストを取得された皆様におきましては、セミナーで学んだことを実際に多くの人のお話を聴くことで実践し、学んだことがしっかりと活かせるよう心掛けてみてくださいね。


傾聴スキルチェック・個別指導行っております



聞き上手になる方法  バックトラッキング(おうむ返し)の基本


上手に話を聞くためには、相手に関心を持って、態度や表情に気をつけたり、

しっかり頷くことが大切です。


この3点を意識するだけでも、随分違いますが、相手に対してより

「しっかり話を聞いてもらえている」

という安心感を持ってもらうためには、もう一つ、

バックトラッキング(おうむ返し)を適時行うことが重要です。



今回はバックトラッキングの基本を確認していきましょう。



少し前の話になりますが、旅行で箱根のロープウェイに乗った時のことです。

小さな女の子が一番前の窓の所に立って、すれ違うロープウェイを一生懸命見ていました。



女の子は、赤色のロープウェイが来ると


「あかきた」


と言い、青いロープウェイが来ると


「あおきた」


と言っていました。



それを側で見ていたお母さんは、その都度


「赤来たね」「青来たね」


と優しい言葉を返していきます。



バックトラッキングの基本とは、こんな感じです。



「あかきた」「あおきた」


というお子さんに、側にいるお母さんが耳は聞いていても、

無言だったらどうでしょうか。



勿論笑顔で頷いてくれるだけでも良いかもしれませんが、

やはりこの単純にも思える返しがあることによって、

子どもは自分の話をお母さんはちゃんと聞いてくれている、

受け止めてもらえるという安心感を持ち、

コミュニケーション力が育っていきます。



このことはお子さんに限らず大人でも同様です。



相手の話を聴く時は、態度や表情に気をつけて頷くだけでなく、

適時バックトラッキング(おうむ返し)を意識して行っていただくと良いと思います。



傾聴時の沈黙や口数が少ない人にどのように対応(傾聴)するか


日頃傾聴をされている時、相手が沈黙してしまい慌ててしまった、、そんな経験ありませんか?

沈黙が怖くて、ついつい自分の方がベラベラと喋ってしまった、、

こんな経験がある人も少なくないかと思います。


例えば、仕事先の休憩時間などで上司と一緒になって、沈黙が怖くてあれこれ話題を考えて話してしまう、

というのは良いと思いますが、、傾聴の場合はちょっと様子が異なるかもしれません。。


日頃学校の相談室などで勤務をしていると、時折、悩みを抱えたお子さんとお母さんが一緒に来室をすることがあります。

悩んでいるお子さんから、話を聞こうと質問をしたり声掛けをすると、お子さんはゆっくり考えて口を開こうとするのですが、、お子さんが言葉を発するその前に、お母さんが代わりにあれこれ話してしまう、そんな光景に遭遇することがあります。。


お子さんの気持ちになって考えてみてください。


自分が何かを言おうとすると、いつも親が代わりに「ああでしょ」「こうでしょ」と決めつけるように言われてしまったら、、、


話す気なくなりますよね。


つまり、相手が沈黙している時に、聞き手側がベラベラと話始めてしまったら、相手の話そうとすることや、話そうとする気持ち・機会を奪ってしまうということなのです。


もしも、傾聴中に相手が黙ってしまったり沈黙があったとしても、怖がらずに、まずは相手が話してくれるのを待ちましょう。


傾聴は相手に寄り添っていくことが大切です。


(どうにもこうにも口を開いてくれない人への対応方法はまた別の機会にお話いたします)



無口な人・口数が少ない人にどのように傾聴したら良い?!


前回、無口な人・口数の少ない人にどのように対応(傾聴)したら良いかというお話をさせていただきましたが、
今回はその続編となります。


まず大前提としては・・・

他の人と比較して、口数が少ない人、無口な人というのは確かにいらっしゃると思います。


しかし、そのように思える人でも、よくよく観察してみると、、

ずっと無口という訳ではなく、ある特定の人の前では意外に楽しそうに話していたり、特定の話題の時は急に冗舌になったりしています。


つまり、口数が少ないのは、もともとの性格的な要素が原因のこともありますが、

相手に対して心を許していない、警戒している、その話題に関心がない、こういったことも原因としてあるのです。


よって無口な人を傾聴する際出来ることのまずひとつは、

「相手の警戒心をときほぐして、心を開いてもらうこと」になります。


初対面の相手の警戒心をときほぐして、心を開いてもらう様々な手法(チューニングなど)については、

「傾聴セラピスト養成講座上級3・4」で詳しく行っていきますが、それ以外でひとまず出来ることは、、

「相手が冗舌になる話題?!」、「喋りやすい話題」にフォーカスして質問する、話を聴くことです。


例えば日頃無口で、学校で誰とも話さない、自称「オタクでコミ障」をな男の子であっても、本人の大好きなアニメのことについて、こちら側が興味を持って質問すれば、さっきまでとは打って変わって、冗舌に話始めたりします。


勿論その場しのぎではなく、その後も、充分な関心を持って聴き、しっかり頷く、相手の世界観を否定をせずに、趣味や考え方を肯定する、という傾聴の基本を実践していけば、セラピストに対して徐々に心を開き、やがてその他のことも話してくれるようになるはずです。


特によく知らない初対面の人の場合、いきなり本気で悩んでいることを話すのにはどうしても抵抗感あるため、

まずは相手が話しやすいことにフォーカスして聴いていくことが重要です。


尚、一般論として日頃無口な人は警戒心が強い人も多いため、相手の世界観を否定してしまうと、パタリと心を閉ざしてしまうことがあるため、より受容的な態度で接することを大事にしてください。



傾聴力を高めるワンポイント セルフモニタリングのすすめ


突然ではありますが、皆さんはお箸の持ち方に自信ありますか?

先日とあるテレビ番組で、自分の子どもが箸の持ち方を間違って身につけてしまい、、
いくら言っても直らなくて困っている、

といったような内容の番組が放送されていました。


箸の持ち方については今はいろいろな意見があるようですが、
箸の持ち方に限らず、

あることが一度身体に染みついてしまうと、その癖はなかなか直らないものです。


私自身もテニススクールに通っていた時、「ボレー」を間違ったフォームで身につけてしまい、
なかなか直せなくて困ったことがあります。


毎回コーチに指摘してもらい、フォームの修正に結果3か月近くかかりました(^_^;)。


こういった、身体が覚えている記憶のことを、「手続き記憶」または「技能記憶」などと言いますが、
繰り返すことによって身体が覚えてしまうと、意識しなくても自然と出来てしまうようになります。


この「手続き記憶」、車を運転する時など、いちいち運転の仕方について考えなくても自然に出来るなど、
良い事もあるのですが、問題なのは間違ったやり方・フォームで何かを覚えてしまった場合に、
修正に時間と労力がかかるというところになります。


なぜ今回このようなお話をしたかというと、実は傾聴のやり方にも、、
人それぞれ固有の癖があり(個性は◯)、誤解したり、間違って身につけてしまうと、
修正に時間がかかるということを皆さんに知っていただきたいためです。


私どもの協会では、皆さまご自身の傾聴の癖を把握していただくため、
スキルチェックサービスといったものを行っておりますが、
皆様が傾聴されている姿を映像に録画して、ご自身の傾聴時の様子を確認していただいております。


(心理学では、こういったことを「セルフモニタリング」と言いますが、セルフ・モニタリングとは、
自分の行動や人に与えている印象を客観的に観察して、行動を修正したりすることをいいます。)


上級試験をご利用される方の多くが、上級試験の直前にスキルチェックをご利用されることが多いのですが、
試験までの日数が少ない場合、ご自身の癖が把握出来ても、改善しきならないことがあります。


傾聴の癖というのは、場合によっては子どもの時から何度も繰り返しやってきた話の聞き方が身についてしまっていることも少なくありません。


毎朝ご自分のお顔を鏡で見て、お顔が汚れてたり、変な形相になっていないか確認するのもセルフモニタリングの一種ですが、

傾聴力を高めるためにも、ご自身の傾聴やコミュニケーションといったものも
適時映像などに写して客観的に見る・確認していただくことも大切になります。

(ご自身で行っても効果はあります)



傾聴力を高めるワンポイントー12 相手を変えようとしない わかろうとする


皆さんは日頃、子どもや家族に対して、

「さっきも言ったでしょ!」

「何度言ったらわかるの!」

こんな風な言い方をしてしまうこと、ありませんか?


忙しかったり、気持ちに余裕がなかったりすると、

ついこんな言い方してしまいがちですね。


特に、自分の子どもや家族だったりすると、良くなって欲しい、ちゃんとして欲しい、

そんな思いからつい熱が入ってしまい、相手を責めるような言い方をしてしまいがちです。



少し前のことなりますが、相談室に発達障がいのある男の子が通っていました。

彼は普通のお子さんにはない、特別な才能をいくつか持っていましたが、

その一方で日常的なことが他のお子さんのように出来なくて悩んでいました。


彼が悩んでいたことの一つは、切符の買い方がわからない、

覚えられない、ということでした。


電車で出かけることが増えてきて、お母さんから切符の買い方を何度も教えてもらうのですが、

なかなか理解が出来ず、「何で覚えられないの?」と責められ落ち込んでいました。



皆さんだったら自分の子どもに切符の買い方を5回・6回と教えたけれど、

なかなか覚えなかったらどうしますか?



発達障がいへの理解があったとしても、自分の子どもだとく、早く覚えて欲しい、

自分で出来るようになって欲しいという思いや焦りから、つい熱が入ってしまい、


「さっきも言ったでしょ!」

「何度言ったらわかるの!」


と言ってしまうかもしれませんよね。


関係性が近いとどうしてもそうなりがちです。



一生懸命になってしまうのは仕方のないことですが、お子さんに対して、

出来ないことを責めれば責めるほど、お子さんは自己否定の気持ちが強くなり、心は荒んでしまいます。


そのことが出来るよう一生懸命教えることも当然大切なのですが、

お子さんの精神の安定、心の安らぎのためには、出来ないことを理解して、受け止めてもらえる、

出来ない状態に寄り添って待っててもらえる、そんなことが大切なのです。



そして、そんな役割を担うのが傾聴セラピストです。 




日頃傾聴セラピスト養成講座では、相手を変えようとせず、良き理解者になってください

というお話をしていると思いますが、私たちは相手に対して変わって欲しい、治って欲しい、

良くなって欲しい、という思いや理想を強く持つほど、

なかなかこちらの思い通り変わらない相手に腹を立てたりしてしまいがちです。



わかろうとしてみてください。

良き理解者となるよう意識してみてください。


変えようとせず、受け止めて、自己肯定感を育ててあげると、

自分から行動するようになり、お子さんは少しずつ成長していきます。



続く・・・


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