傾聴するとは相手の心の声に耳を傾けること
「傾聴」とは・・・「心の声に耳を傾けること」
一般に「傾聴」というとその漢字からこのように説明されることが良くありますね。
「聞く」と「聴く」の違い
では、心の声に耳を傾けるとはいったいどういうことなのでしょう?
一つわかりやす過ぎる(~_~;)例を出して考えてみましょう。
例えば、最近つらいことがあった友達や同僚などに、皆さんが心配して
「どう?。大丈夫?」
と尋ねたところ、
友達や同僚が
「うん。。大丈夫・・・」
と答えたとします。
この時、相手の言語的メッセージ、言葉だけをそのまま受け取れば、
相手は「うん。大丈夫」と言っているので、もう立ち直ったという解釈になりますね。
でも、上のイラストのように
「うん。。大丈夫・・・」
と言いながらも、微妙な間があったり、声に力がなかったり、うつむきがちだったりしたとしたら、どうでしょう?
そうです。
相手はまだ大丈夫ではないのです。
このように、「傾聴する」、「心の声に耳を傾ける」
とは相手の言葉、言語的メッセージだけをそのまま言葉通り聞くのではなく、相手の声のトーンや、会話の間、表情・しぐさといった非言語メッセージも含めて、言葉の背後にある相手が本当に感じていることや無意識の状態も聴いていく、理解していくということなのです。
時として、いつも笑顔でとても感じが良かった人や、バリバリで仕事をしていた人などが、ある日突然学校や会社に来なくなる、ということあったりします。
悩みやストレスを溜め込みがちな人は、言葉の部分ではなかなか本音を言わない人が多いため、言葉や表面を額面通り受け取ってしまうと、相手の心の不調や変化にはなかなか気がつくことが出来ません。。
なかなか難しいことではありますか、相手の話を聞く(聴く)時、人の悩みに向き合う時は、単に言葉を聞くだけでなく、その奥にある心の声にも耳と目・そして心を傾けて聴くことを心がけてみてください。
因みに、一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会では「傾聴」を、相手の「心の声に耳を傾けること」だけでなく、「相手の中にある力や可能性を引き出すこと」というようにも考えております。
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