ヒューマンスキルとは日本語で言えば人間力
皆さんはヒューマンスキルという言葉を耳にしたことはありますか?
あまり聞き慣れない、もしくは全く初めて耳にしたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
では日常でこんな会話を耳にしたことはありませんでしょうか?
「○○さんは確かに仕事は出来るけど人間としてはどうかと思うよね・・・」
「○○君はイケメンだけど人間としてはちょっとね・・・」
こんな風に使われている「人間として」・・の部分がヒューマンスキルという意味に近いかもしれません。
少し話は変わりますが、私たちの多くは、これまで小学校・中学校・高校と学校に通い、国語や算数、理科・社会、英語と、特に5教科を中心に「学力」の向上を目指して勉強をしてきました。
そして学校での試験では紙の上で問題を解く力が求められて来ました。
しかし学校を卒業していざ社会に出てみたら、、、今まで一生懸命勉強してきた5教科や「学力」では解けない問題?!が沢山出て来ることに気づかされます。
例えば
・人前でわかりやすく話をしないといけない
・初対面の人と会話をしないといけない
・苦手な上司や人と一緒に仕事をしないといけない
・言いづらいことをお客様や上司に伝えないといけない
・怒っているお客様の対応をしないといけない
・理不尽なことを言われても我慢しないといけない
・ストレスをコントロールしないといけない
・子どもが言うことを聞いてくれない
・恋愛がうまくいかない
・結婚がうまくいかない
などなど・・・
こういった場面で必要とされる力、
それは「学力」、ではなく、「ヒューマンスキル」なのです。
ヒューマンスキルとは対人能力やコミュニケーション能力と説明されることも多いですが、一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会では「ヒューマンスキル」を「私たち人間が幸せに生きていくために必要な、コミュニケーション能力を含めた人間としての力」、簡単な言葉で言えば「人間力」と考えています。
具体的には
・人の話を上手に聞く力
・わかりやすく話をする力
・相手の気持ちを理解したり共感する力
・人を思いやる力
・周囲の人とうまくやっていく力
・怒りや不安・ストレスといった感情をコントロールする力
・失敗や挫折・落ち込みから立ち直る力
・プレッシャーのかかる状況で冷静な心を保つ力
・目標を達成する力
・人を愛する力・恋愛力
・幸せを感じる力
・人を幸せにする力 etc・・・
といったことなどが挙げられると思います。
今私たちの社会では様々な社会問題が発生しています。
・いじめによる自殺
・パワーハラスメントや職場内いじめ
・ブラック企業や長時間労働や過労によるメンタル不調
・食品の偽装や企業の倫理意識低下
・介護現場での虐待
・引きこもりやニートの増加
一概には言えませんがこういった社会問題の多くは、成績や成果、知的側面ばかりを優先し人間として大切なことを隅に置いてしまってきたことが一因ではないでしょうか。
学力・成績・お金、効率、こういったことも勿論大切だと思います。
しかし、それと同時に人間として大切なこと、ヒューマンスキルについても見直し、理解を深めていただければ幸いに思います。
一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会
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