相手の話を聞いていますか?聴いていますか?
皆さんは「聞く」と「聴く」
この二つの漢字・言葉の意味の違いをご存知でしょうか?
同じ読み方で、同じ意味のような気もするし、特に気にしたことなかったかもしれません。
メールや文章中などでも意識せずにどちらかを使っている方もいるかもしれませんね。
「聞く」は、
意識して「きこう」としていなくても自然と耳に入ってくることを意味します(周りの雑音などがきこえている状態も含みます)。
「聴く」は、
意識や注意を特定の相手に向けて話を「きく」状態、を表しています。
こうして書いて比べてみると、同じ「きく」でも意味合いが異なっているのがよくわかりますね。
もっとわかりやすくするために、ご自分が誰かと話しているところを思い浮かべてみてください。
自分の話を相手がただの音や情報としてきいてくれているのが 「聞く」(上のイラストのようなイメージ)
しっかりと自分の会話の内容や気持ちに意識を集中してきいてくれているのが 「聴く」
になります。
あなたはどちらの人に好感や安心感をもつでしょうか。
少し想像してみただけでもわかるように、後者の「聴いてくれている人」の方が、安心できるのではないでしょうか。
最近では、「傾聴」という言葉を以前よりも耳にするようになりましたが、「傾聴」という言葉には、先ほどの「聴く」という言葉が含まれていますね。
傾聴とは
「相手の話にしっかりと耳を傾けて聴く」
「相手の心の声に耳を傾けて聴く」
という意味になります。
現在、社会問題として学校や職場でのいじめやパワーハラスメント、新入社員が会社をすぐに辞めてしまう、など様々なことがあります。
一人一人の話を「聴く」という姿勢で周囲の人と関わるようお互いに心がけることで、こういった問題に早く気付け対応ができたり、未然に防ぐこともしやすくなると思います。
まずは、普段のコミュニケーションから、「聴く」こと、「傾聴」を意識してみてください。
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