人は関係性の浅い相手には本音を話さない
皆さんは、あまり話したことのない先生や上司から
「悩みはある?」と聞かれた時、
自分の悩みを話したいと思いますか?
多くの人は、おそらくこう感じます。
「いや、ちょっと話しにくいな…」と。
なぜ「悩みはある?」と聞かれると話しにくいのか
理由はシンプルで、相手との関係が浅い場合、その質問が“いきなり核心に触れすぎている”からです。
「悩みはある?」という質問は、
一見すると優しさのように見えます。
しかし受け取る側はこう感じています。
・どこまで話せばいいのか分からない
・深い話を求められている気がする
・評価されるかもしれない
つまり、無意識に“防御モード”に入るのです。
では、どうすればいいのか。
ここで重要になるのが
サトルクエスチョンと呼ばれる質問の技法です。
サトルクエスチョンとは?
サトルクエスチョンとは、
相手を警戒させずに、
自然に本音を話しやすくする質問の仕方です。
“答えを無理に引き出す質問”ではなく、
「少しなら話してもいいかな」
と思ってもらうための
“心理的な入り口をつくる質問”です。
サトルクエスチョンの3つのポイント
以下のポイントを押さえて質問すると、相手の悩みや本音が引き出しやすくなります。
1. 直接的な質問を避ける
相手の悩みを「ズバリ聞く」のではなく、間接的な質問を投げかけることで、警戒心を解きます。
• NG例:「最近、何か悩んでる?」(ストレートすぎて警戒される)
• OK例:「最近、仕事(or プライベート)で何か気になることあった?」(軽い話題から入る)
ポイント
✔ 相手が自然に話しやすいテーマを選ぶ
✔ 「悩んでる?」ではなく「気になることある?」とぼかす
2. 第三者の話を使う
相手が自分の話として語りにくいときは、「他の人の話」として質問すると答えやすくなります。
• 例:「最近、周りで仕事(or 人間関係)大変そうな人いる?」
• 例:「友達と話してて思ったんだけど、みんな意外と〇〇で悩むこと多いよね?」
ポイント
✔ 自分のことではなく、他人の話として引き出す
✔ 似た状況の話をして、「実は自分も…」と話しやすくする
3. 自分の話を先にする
相手が話しやすくなるように、自分のちょっとした悩みや気持ちを先に話すと、「話しても大丈夫な空気」が作れます。
• 例:「最近、仕事で〇〇があってちょっと大変だったんだよね。○○さんは最近どう?」
• 例:「最近、ちょっとモヤモヤすることがあって…○○さんはそんなときどうする?」
ポイント
✔ 「自分も悩みを持っている」と示して安心感を与える
✔ いきなり深い話をせず、軽い話から入る
など
サトルクエスチョンで大切なこと
サトルクエスチョンで大切なのは、
相手ができるだけ答えやすいように、
質問を工夫することです。
人は、
「答えなければならない」と感じると警戒します。
しかし、
「これなら少し話せそう」
と思える質問には、自然と心を開きやすくなります。
そのためには、
・いきなり核心を聞かない
・相手を評価しない
・答えを押しつけない
・話す量を相手に委ねる
といった配慮が重要になります。
つまりサトルクエスチョンとは、
相手が安心して話せるようにする
“心理的な環境づくり”
なのです。
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