1.幸せの定義って?! 幸せになるための心理学
皆さんにとって幸せって何ですか?
夢を叶えること?
お金持ちになること?
好きな人と結婚すること?
みなさんそれぞれ様々な考えやイメージをお持ちだと思います。
私自身もかつては
「ああなったら幸せだな・・・」
「こうなったら幸せだろうな・・・」
と色々と「外側」の条件を考えたり、イメージを描いたりしていました。
しかし、カウンセラーという仕事に就き、様々な人の悩みや相談に向き合ううちに、少しずつ考えが変わって来ました。
ご相談に来られる方の中には、
結婚もして、子どももいて、お金も充分持っているのに、幸せと思えない方、
子どもの頃から憧れていた仕事に就いて、社会的成功をおさめたけれど幸せと思えない方、
好きな人と晴れて結婚したのに、毎日不安でいっぱいの方、
など様々な方がいらっしゃいます。
このような方は、他の人が羨むような生活だったり、毎日を過ご しているのに、当の本人は幸せを感じられない、
毎日何処か満たされなかったり、場合によっては鬱病を患っていたりするのです。
その一方で私が子供の頃を思い出してみると、近所に住んでいた友達のおばあちゃんは、家でつくった煮物を持っていったりすると、いつも「ありがたいのー」「ありがたいのー」と言って喜んでいました。
地域の人たちと温泉旅行に行った時もおばあちゃんは「ありがたいのー」と言って喜んでいました。
経済的に決して裕福とは言えなかったと思いますが、おばあちゃんはいつも「ありがたいのー」と言って嬉しそうだったのを記憶しています。
このように考えてみると、私たち人間にとって幸せとは、、お金があるとか、結婚してるとか、何がある、何がないといった外側の条件ではなく、幸せとは、「その人が幸せだと感じられること」、内側の問題であると言えるのではないでしょうか?
皆さんは今生きていることが幸せだと感じられていますか?
ご飯が食べられことを幸せだと感じられていますか?
何気ない毎日の中に幸せを感じられていますか?
もっと言うなら「歩けること」「声が出せること」「目が見えること」を幸せだと感じていますか?
(私たちの多くは目が見えることがどれだけ幸福なことかに気づいていない と何かの本で読んだ記憶があります)
私たちは幸せになろうとして、つい外側の条件や豊かさばかり求めてしまいがちです。
そして足りないことばかりを意識して、不平不満を感じがちです。
毎日当たり前のように過ごせる時間への感謝を忘れ、嫌なことがちょっとあっただけで自分はツイてない、
運が悪い、不幸だ・・なんて思ってたりします。
本当の幸せとはあなたが幸せだと感じられる心の状態なのです。
夢を叶えるために努力をすることも大切です。
良い成績をとるために一生懸命勉強することも大切です。
キレイになるためにメイクの練習をすることも大切だと思います。
でもそういった努力と共に、幸せを感じることの出来る心・感謝出来る心を磨くということも忘れないでください。
どんな些細なことにも幸せを感じられる心を持つことが、世界で一番幸せになれる方法なのです。
一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会
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