死とは終わりを意味するもの?!
ずいぶん前のことになりますが、ガンを患って入院をしていた伯母のお見舞いに行った時のことです。
ちょうど私が病室に入ると、伯母はベットに座り、妹さんと「お墓のパンフレット」を見ながら、「どれにしようかねー」と会話をしていました。
伯母が本当のところ何を思っていたか、考えていたか、その心情は理解することは出来ません。
本当は死への恐怖と、深い悲しみで心の中はいっぱいだったかもしれません。
ただ、まるで新しい住処やマンションでも探すかのように、(私が見る限りは平然と)自分自身のお墓を選んでいる姿に、適切な言葉ではないかもしれませんが、感銘を受けたと言っていいのか、心がほんの少し楽になったことを覚えています。
自分の命が終わること・身近な人が亡くなること、それはとても悲しいこと・辛いことです。
ただ、そう感じる根底には私たちの心の中に
死=終わり
という「思い込み」がどこかにあるからのようにも思います。
もしも、死というものが完全な終わりではく、新しい世界への旅立ちだとしたらどうでしょう。
仲の良い友人が日本を離れ海外で新しい生活を始めようと旅立つ時、当然寂しい気持ちはありますが、同時に頑張ってと笑顔で見送ろうという気持ちもあると思います。
そして、もし旅立つのが自分自身であった時、行き先が海外であれば、当然見知らぬ世界へ行く訳ですから不安を感じると思いますが、同時にワクワクする気持ちも生まれると思います。
神様という言葉には語弊があるかもしれませんが、私たち人間が命を大切にするよう、一生懸命生きるよう、
神様は死というものを恐れ、不安や悲しみを感じるよう人間を作ったのかもしれません。
本当のところはわかりませんが、いずれにせよ死を恐れ、死を悲しむことは人間として当然のことです。
避けては通ることは出来ません。
ただ、自分や身近な人の死に面した時、それを「終わり」ではなく「新しい世界への旅立ち」
という捉え方をしてみると、ほんの少し悲しみから解き放たれ、心が安らぐようにも思います。
一般社団法人日本ヒューマンスキル教育推進協会
※宗教や信仰・国や文化によって死後の世界の捉え方は様々のため、上記は一つの考え方としてお読みいただければ幸いです。
※一人のカウンセラーとしては、人の死や悲しみに面した時に、自分を必要以上に苦しめない考え方を選択することが大切に思っております。
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